MIXを依頼するなら、高いクオリティはもちろん、できるだけ安い価格でお願いしたいですよね。クオリティ重視ならプロにお願いするのが1番ですが、料金相場がわからなくて困っている方は多いのではないでしょうか?そこで今回は、MIX依頼の料金相場について解説します。この記事を読めば自分にあった料金相場が必ず見つかります。
MIX依頼の料金相場
MIX依頼の料金相場は、依頼先やプランによって大きく異なります。下記の表は、ピッチ補正やタイミング補正などを含む大まかなMIXの料金相場です。
依頼先 | プラン | 1曲のMIX料金相場 | 1曲のMIX料金幅 |
---|---|---|---|
スタジオや会社 | 歌ってみた | 約10,000円 | 約8,000円〜30,000円 |
個人のエンジニア | 歌ってみた | 約7,000円 | 数百円〜約1,5000円 |
スタジオや会社 | パラMIX(バンド・団体) | 約20,000円 | 約13,000円〜50,000円 |
個人のエンジニア | パラMIX(バンド・団体) | 約15,000円 | 約10,000円〜25,000円 |
これよりも安い・高いところもあるので、あくまで目安としてください。ご覧いただいた通り、価格帯が非常に幅広いことに加えて、スタジオ・会社の方が個人に依頼するより価格が高い傾向にあります。
ちなみに私たかまるの料金はこちらでご確認いただけます。よければ参考にしてください。
依頼先によって価格相場の差が大きい理由とは?
依頼先によって価格相場の差が大きい理由は、設備・キャリア・プランの差などさまざまです。ここでは、依頼先によってなぜ価格相場が違うのかについて解説します。
スタジオ・楽曲制作会社の場合
音楽スタジオや楽曲制作会社は、依頼先によって価格のプラン設定がさまざまです。1トラックずつで金額を計算したり、修正内容によって計算したりなど、柔軟に対応してくれます。一方で、その柔軟さが少し複雑であることも多く、追加料金が発生しやすいのがデメリットです。
また、音楽スタジオや楽曲制作会社は、現役のプロエンジニアにミックスしてもらえるのが確定しているので、安心感があります。下記の表はスタジオ・楽曲制作会社にミックスを依頼したときのメリット・デメリットです。
スタジオ・楽曲制作会社のメリット | スタジオ・楽曲制作会社のデメリット |
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・豊富な設備・機材・人材が整っている ・プロの現役エンジニアであることが確定 ・高いクオリティが期待できる ・豊富なプランで柔軟に対応 ・レコーディング・マスタリングもお願いするとお得なことが多い | ・基本料金が高い傾向にある ・プランが細かいため追加料金が発生しやすい ・たいていミックスとマスタリングが別料金 ・企業であるため値引きなどの融通が利きにくい |
スタジオや楽曲制作会社に依頼するときは、予算を明確にしておき、事前に依頼先に伝えておくのがおすすめです。
個人(フリーランス)のミックスエンジニアの場合
個人にMIX依頼をするときの1番のメリットは、価格の安さです。料金設定は人によってさまざまですが、歌ってみたの場合1曲1万円以下なことが少なくありません。しかし、年々個人のミックス依頼の金額は、全体的に少しずつ上がっている印象です。
価格設定が高い=クオリティが高いわけではありませんが、クオリティを判断する上での目安にはなります。低価格である場合は趣味でやっている方が多く、高額な場合は現役のエンジニアや本業な方が多いと言えるでしょう。
価格が安すぎる場合、本職の人は食べていけないからです。また、趣味でやっている方にももちろん上手な方はいます。
個人のメリット | 個人のデメリット |
---|---|
・基本料金が安い ・融通が利きやすい ・敷居が低く気軽に依頼しやすい ・現役エンジニアが安く引き受けていることもある | ・人によってクオリティの差が大きい ・個人なのでトラブルのリスクがある ・歌ってみたのみで、バンドなどのマルチトラックのミックスを引き受けていないことがある |
個人に依頼する場合は価格やクオリティはもちろん、トラブル回避のため、信頼性のある人物かなども重要と言えます。
支払い方法は?
スタジオ・会社・個人によって、支払い方法はさまざまです。気になる人を見つけたら、自分が対応可能な支払い方法か、チェックしておきましょう。
MIX依頼の主な支払い方法
- 銀行振込
- クレジットカード決済
- Amazonギフトカード
- 手渡し
などがあります。
個人に依頼する場合は大抵、銀行振込・クレジットカード決済・Amazonギフトカードを導入しています。スタジオ・音楽制作会社は、上記に加えて直接現金の手渡しで、作業完了後の後払いも多いです。オンラインのみの場合は個人・企業のどちらも、料金は先払いであることがほとんです。
MIX依頼のやり方
MIXを依頼すときにどうやって依頼するかは、依頼先によってさまざまです。ここでは依頼するときのアプローチの仕方を紹介します。
HP(ホームページ)
スタジオや音楽制作会社の場合、最も一般的なのがHPからアプローチするやり方です。メール・電話などから依頼することができ、会社の雰囲気もある程度掴むことができます。
また、最近では個人でもHPを設けている方が多く、この場合はお問い合わせフォームや依頼フォームから依頼します。私たかまるのご依頼フォームはこちらからお願いいたします。
クラウドソーシングサイト
依頼主と依頼先を仲介するクラウドソーシングサイトも主流な依頼方法の1つです。ココナラ・クラウドワークス・ランサーズなどが、大手のクラウドソーシングサイトとして広く知られています。サービスを利用するなら登録する必要がありますが、無料ででき、一度登録すればサービスを利用し放題です。
また、仲介サイトを挟むので、金銭によるトラブルが少ないのも魅力です。ココナラ・クラウドワークスの登録は下記リンクからどうぞ。
SNS
twitter・InstagramなどのSNSから、DMなどで直接ミキシングエンジニアにアプローチをかける方法も現在の主流の1つです。SNSは、主に歌ってみたを専門にミックスする、ミックス師へのアプローチに使われる傾向にあります。
最近では歌い手さんもミックス師も、特にtwitterを使って繋がっているので、依頼もお手軽です。
無償でMIXを受け付けている人もいる
主に歌ってみたをミックスするミックス師の中には、無償で依頼を受けている方も多いです。趣味やDTM初心者の方がやっていることが多く、一般的には有償よりサービスの質やクオリティは高くない傾向にあります。
しかし、中にはとても上手な方や、現役エンジニアが歌ってみた用のポートフォリオ作成のために無償で依頼を受けていることもあります。
クオリティや価格以外で重要なポイント
MIX依頼するときに、クオリティや価格以外でも重視しておきたいポイントがあります。それは、人柄・人間性です。当然人によって合う・合わないはありますが、それ以前の常識的な問題ということもあります。
具体的には下記のような場合です。
- 納期を守らない
- 返信が遅い
- 対応が雑
- 横柄な言葉遣い・態度
などがあります。こういった場合、依頼先がどれだけ腕が良くても、依頼主が不愉快になるだけでなく、後々トラブルに発展するケースもあるので、避けるのが無難です。
まとめ
この記事では、MIX依頼の料金相場について詳しく解説しました。料金設定は人それぞれで、予算や何を重視するかで誰に依頼するか変わってきます。この記事を通して、少しでもMIX依頼の手助けになれたら幸いです。