歌ってみたで使用するカラオケ音源をどこから手に入れるかわからない方は多いのではないでしょうか。また、カラオケ音源の使用による著作権問題・トラブルが心配ですよね。今回はカラオケ音源のダウンロード方法や著作権などについて解説します。
カラオケ音源のダウンロード
歌ってみたに使用するカラオケ音源は、主にYouTubeやニコニコ動画などの動画共有プラットフォームからダウンロードするのが主流です。大きく3通りのやり方があるので参考にしてみてください。
ボカロ曲は「原曲の動画概要欄のURL先」からダウンロード
ボカロ曲のカラオケ音源を入手する場合、本家公式の動画概要欄に記載されているURLにジャンプしてダウンロードします。
例:「DECO*27」さんの楽曲「ヴァンパイア」の場合
①YouTube又はニコニコ動画で「アーティスト名 楽曲名」を検索します。ここでは、YouTubeを例にしています。
②本家公式の動画に行き、概要欄を開きます。すると多く方の場合、カラオケ音源を記載している項目とURLがあるのでタップしてリンク先に飛びましょう。
③URLをタップすると、DECO*27さんの場合は公式HPへ飛んで、そこから好きな曲がダウンロードできるようになっています。非常にありがたいですね。
以上でお使いのスマホやPCにダウンロードできます。
ボカロ曲以外はカラオケ音源を公開している動画からダウンロード
ボカロ曲以外のアーティストの場合、本家公式動画からカラオケ音源をダウンロードすることはできません。この場合、耳コピやアレンジしてカラオケ音源を作成・公開している方の動画からダウンロードします。
①YouTubeで「〇〇(アーティスト名) △△(曲名) カラオケ」で検索します。
②カラオケ音源を作成・公開している動画が見つかることがあります。有名な曲のカラオケ音源は見つかりやすく、動画が複数あることも多いので、お好きな動画を選んでください。
③「YouTube MP3 Playlist Downloader」などのダウンローダーを使ってお使いのスマホ・PCに音源をダウンロードします。
- ステップ1カラオケ音源を公開しているYouTubeのURLをコピー
- ステップ2ダウンローダーにURLを貼り付け、ファイル形式を「MP3」にしてダウンロードします。
- ステップ3お使いのデバイスに音源が保存されます。
カラオケ音源の作成を依頼する
カラオケ音源が見つからない場合は、作成を依頼するのもよいでしょう。楽曲制作会社のほか、twitterなどのSNSやココナラ・クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用して探すのがおすすめです。
クオリティや料金設定などは人によってさまざまなので、自分に合った人を探しましょう。
サービスをさがす著作権について
そもそも著作権とは?
著作権とは、作品を作った人が有する権利のことで、音楽の場合は詩やメロディーなどにつきます。ちなみにコード進行には基本的に著作権はつきません。また、作品に関わったミュージシャンやレコード会社に与えられる権利を著作隣接権(原盤権)と言います。
歌ってみたでカラオケ音源を使用する場合、これらの権利を侵害しないようにする必要があります。
歌ってみたの著作権
世間一般に流通している日本の音楽は、その多くがJASRAC(ジャスラック)などの著作権管理団体が著作権を保有しています。
YouTube・ニコニコ動画は、JASRAC・NexTone(ネクストーン)の2社と契約を結んでおり、この2社が管理する楽曲であれば、利用規約を守ることで歌ってみた・演奏してみたなどの配信が可能です。
また、ボカロPなどのように個人で著作権を管理している方がいます。その方達の楽曲を使用する際は、ご本人が楽曲の使用を許可していることをしっかり確認しておきましょう。
歌ってみたで合法的にカラオケ音源を使うにはどうすればいい?
JASRAC・NexToneが著作権を管理している場合
- プラットフォームがYouTube・ニコニコ動画であることが前提
- CDに収録されているオフボーカルバージョンは使えない
- 自分又は誰かが作ったカラオケ音源なら使っても大丈夫
- カラオケ音源は作った人に原板権が与えられるので使用の際は本人に許可が必要
ボカロなど個人が著作権を管理している場合
- カラオケ音源を公開・使用承諾している場合は利用規約を守って使用可能
- 不確定なときはご本人に問い合わせてみるのがおすすめ
- カラオケ音源を作る・依頼する場合でも曲によって使用許可されていないことがある
まとめ
歌ってみたをはじめるなら避けて通れないオケ音源ダウンロードと著作権問題。少し難しいですが、トラブルを未然に防ぐためにもしっかりと把握しておく必要があります。この記事がこれから歌ってみたをはじめる皆様の一助となれば幸いです。